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LONDON 0 - HULL 4 / THE HOUSEMARTINS

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 01. Happy Hour
 02. Get Up Off Our Knees
 03. Flag Day
 04. Anxious
 05. Reverends Revenge
 06. Sitting On A Fence
 07. Sheep
 08. Over There
 09. Think For A Minute
 10. We're Not Deep
 11. Lean On Me
 12. Freedom
【BONUS TRACK】
 13. I'll Be Your Shelter (Just Like A Shelter)
 14. People Get Ready
 15. Mighty Ship
 16. He Ain't Heavy, He's My Brother

 私の中では、ペイル・ファウンテンズと並ぶバンドだったハウスマーティンズ。86に Go! Discsからリリースしたのがこのデビュー・アルバム。当時は奇妙なアルバムタイトルの意味がわからなかったが、サッカーのスコアを模して「4対0で(バンドの出身地であり)ハルの勝ち(ロンドンの負け)」ということらしいが、また「ロンドンにいいバンドなんて一つもないが、ハルには4つもある(だけどハウスマーティンズなんてその4番目にすぎないよ)」という意味もあるらしい。ちなみにハウスマーティンズ以外の3つのバンドの1つがエヴリシング・バット・ザ・ガール。



 ハウスマーティンズの魅力の一つは、彼らが持っていた二面性にある。ハイトーンで優しい声なのに力強く芯があるポール・ヒートンのヴォーカル、キャッチーながら時には切ないメロディに乗せた辛辣な歌詞。ライナーに手書きの歌詞がついていたのは、歌詞にも目を向けて欲しいという思いからだろう(読んでも意味がわからなかったけど)。



 ピアノやハーモニカ、コーラスワークなどは60年代風でノスタルジックな雰囲気もあり、一方ではビル・ウィザースへのオマージュ11、ゴスペル調の名曲13、カーティス・メイフィールドのカヴァー14などソウル系の影響も強い音づくり。ロッド・スチュワートとジェフ・ベックをはじめ多くのアーティストがとりあげた14「People Get Ready」は、60年代のアフリカ系アメリカ人による公民権運動がテーマの曲として知られている。ビューティフル・サウスになって2枚目のシングル「You Keep It All In」のカップリング曲「You Just Can't Smile It Away」はビル・ウィザースの曲だった。



 でもやっぱり根っこは80年代ニューウェーヴ/ポスト・パンク。そうしたハウスマーティンズの魅力が一番あらわれているのは2曲目「Get Up Off Our Knees」だと思う。



【2009年にリリースされたデラックス・エディションのボーナス・ディスク】
 01.Flag Day (Original Single Version)
 02. Stand At Ease
 03. You
 04. Coal Train To Hatfield Main
 05. I'll Be Your Shelter (Just Like A Shelter)
 06. People Get Ready
 07. Drop Down Dead
 08. The Mighty Ship
 09. He Ain't Heavy
 10. Think For A Minute (Single Version)
 11. Who Needs The Limelight
 12. I Smell Winter
 13. Joy Joy Joy
 14. Rap Around The Clock
 15. Lean On Me (Rehersal)
 16. Anxious (Janice Long 6/11/85 - Unreleased)
 17. We're Not Deep (Janice Long 6/11/85 - Unreleased)
 18. Freedom (Janice Long 6/11/85 - Unreleased)
 19. Think For A Minute (Saturday Live 4/1/86 - Unreleased)
 20. Drop Down Dead (Saturday Live 4/1/86 - Unreleased)
 21. Happy Hour (John Peel BBC Session 6/4/86 - Unreleased)
 22. Get Up Off Our Knees (John Peel BBC Session 6/4/86 - Unreleased)



London 0 Hull 4

London 0 Hull 4

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Spectrum Audio UK
  • 発売日: 2009/03/24
  • メディア: CD



London O Hull 4 (Dlx)

London O Hull 4 (Dlx)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ume Imports
  • 発売日: 2009/06/30
  • メディア: CD



ロンドン 0 ハル 4

ロンドン 0 ハル 4

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1994/04/25
  • メディア: CD



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Bela Session / BAUHAUS [バウハウス]

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 01. Bela Lugosi's Dead (Official Version)
 02. Some Faces
 03. Bite My Hip
 04. Harry
 05. Boys (Original Version)

 デビュー・シングル「Bela Lugosi's Dead」をレコーディングしたセッション(1979年1月26日)の記録。この日の6時間のセッションでレコーディングされた5曲がすべて収録されている。「ゴシック・ロック」(「ゴス」)はここから始まった。
 01はシングル・ヴァージョン。02/03/05は初出。03は「Lagartija Nick」の歌詞違い。「Bela Lugosi's Dead」のシングルにカップリングされていた「Boys」は、05の再録ヴァージョンらしいが、両者に大きな違いはない。ブロンディのヴォーカリストだったデボラ・ハリーのことを歌った04は、シングル「Kick In The Eye」のB面としてリリースされた。

 Small Wonderからリリースされたシングルのジャケットには、20世紀初めのサイレント映画のワンシーンが使われている。表が『The Sorrows of Satan』(1926)で、裏は『カリガリ博士』(1920)。BAUHAUSというバンド名からは、イメージ的に『カリガリ博士』の方がしっくりくる。アナログ盤には青盤のほか、ピンクや緑、透明など5つのヴァージョンがある。








Bela Session

Bela Session

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Leaving Records
  • 発売日: 2018/11/29
  • メディア: CD



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VASHTI BUNYAN ヴァシュティ・バニアン [伝説のSSW]

 2019年の10連休は、ジョニ・ミッチェルなど女性ヴォーカルモノをよく聴いた(そしてプリンスもよく聴いた)。5月に入っていい天気の日はヴァシュティ・バニアン。木漏れ日差す森の中を、逍遥するイメージである。バックの演奏はアコースティックな楽器による最低限のシンプルなもので、純粋に彼女の流れるような優しい歌を楽しむ作品群。歌い上げる感じではなく淡々とたゆたうようなヴォーカルだが、聴く手の心にじわりと染みこんでくる歌声だ。

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JUST ANOTHER DIAMOND DAY 
1970年リリースのファースト・アルバム。プロデュースはフェアポート・コンヴェンションをてがけていたジョー・ボイド。彼の人脈からデイヴ・スウォーブリックとサイモン・ニコルのフェアポート勢が参加。




LOOKAFTERING
 一時引退していた彼女がカムバックして発表したセカンド・アルバム(2005)。プロデュースはピアノ・サーカスのマックス・リヒター。前作よりもしっとりした感じで、癒し度はさらにアップ。前作が田園とすれば、この2枚目は森の中のイメージ。1945年生まれの彼女、このアルバムリリース時には60歳の還暦。高音はちょっと苦しそうな感じだが、声の質は変わらないことに驚かされる。


SOME THINGS JUST STICK IN YOUR MIND – Singles and Demos 1964 - 1967
 2007年にリリースされた初期音源のコンピレーション(2枚組)。彼女自身による解説によれば、彼女の弟が実家の屋根裏から発見した1964~67年のテープがソースだという(この解説はまるでドラマのようである)。彼女のルーツがうかがえて興味深い。声が10代の頃からほとんど変わっていないことに驚かされる。このコンピの聴きどころは、彼女が3つのレーベルに残したシングル(とシングル予定だった)曲である。まずデッカからリリースされた最初のシングル「Some Thing Just Stick In Your Mind」(1965)は、ローリング・ストーンズのミック・ジャガー&キース・リチャーズによる曲で、しかもオーケストラがはいっているという、後の彼女のイメージとはまったく異なる曲である。次の2枚目のシングル「Train Song 」は翌66年にコロムビアからのリリース。ギターとチェロだけをバックに歌われるこの曲は、短いながらも後の彼女の作品群につながるシンプルで美しい曲だ。このシングルのB面「Love Song」は、ファースト・アルバムの再発時にボーナス・トラックとして収録されている。そしてイミディエイトに移籍してレコーディングされた「Winter Is Blue」「Coldest Night Of The Year」「I'd Like To Walk Around In Your Mind」の3曲は、シングル予定だったが結局リリースされなかった。珍しくフォーク・ロック調の「Coldest Night Of The Year」は、彼女自身も2001年のインタビューで「特に素晴らしいと思う」と語っているが、実際いい曲だと思う。「I'd Like To Walk Around In Your Mind」は、4ADのラッシュがカヴァーした。
 デビューシングルがデッカからのリリースでジャガー&リチャーズの曲、そしてイミディエイトへの移籍など、彼女はアンドリュー・ルーグ・オールダムとの関係が深い。アンドリュー・オールダムについては、大鷹俊一氏による「イミディエイトの雑然とした魅力」(『レコード・コレクターズ増刊ブリティッシュ・ロックVol.1』所収)に詳しい。ヴァシュティ自身も解説の中でオールダムとの関係に触れているが、山師的なイメージのオールダムを、彼女が好意的に書いている点は興味深い。
 
HEARTLEAP
 2014年リリースの3枚目は、前作から9年ぶりのリリース。セルフ・プロデュースの本作は、ほとんど浮世離れした音楽である。静かでささやくようなヴォーカルと、シンプルなバックの演奏の絶妙なブレンドは素晴らし過ぎる。「今日で連休も終わり」という寂寥感を忘れるため、しばし身をゆだねたい。60年という長いキャリアの間にわずか3枚のアルバムしかリリースしていないにもかかわらず、高い評価を受けるヴァシュティ・バニアン。


 ストレンジ・デイズ増刊『ブリティッシュ・フォーク&トラッド・ロック』には、2001年に行われたインタビューが掲載されている。ここでも彼女はアンドリュー・オールダムについて好意的だが、それよりも興味深いのは、ジョー・ボイドつながりで彼女がニック・ドレイクとコラボする企画があったことだ。結局実現しなかったそうだが、生きながら伝説となった彼女と死して伝説となったニック、この二人がコラボした音をぜひとも聴いてみたかった。


ジャスト・アナザー・ダイアモンド・デイ(紙ジャケット仕様)

ジャスト・アナザー・ダイアモンド・デイ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Webkoo
  • 発売日: 2005/11/29
  • メディア: CD



サム・シングス・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド

サム・シングス・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2007/10/27
  • メディア: CD



Lookaftering

Lookaftering

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fat Cat
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD



Heartleap[解説・歌詞対訳つき/ボーナストラック1曲のDLコードつき]

Heartleap[解説・歌詞対訳つき/ボーナストラック1曲のDLコードつき]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Yacca
  • 発売日: 2014/10/26
  • メディア: CD



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LIKE AN OLD FASHIONED WALTZ / SANDY DENNY [サンディ・デニー]

 30年前、私が大学を卒業して就職した年の改元は、自粛ムードで暗い雰囲気だった記憶がある。今回の改元は明るく祝賀ムードが感じられ、それだけでも感謝したい。心穏やかに平成を送り、そして新しい元号「令和」を迎えたい....という気持ちで平成最後の日に耳を傾けたのは、サンディー・デニーの3枚目のソロ・アルバム『オールド・ファッションド・ワルツ』である。


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LIKE AN OLD FASHIONED WALTZ (+14) / SANDY DENNY

【DISC 1】
 01. Solo
 02. Like An Old Fashioned Waltz
 03. Whispering Grass
 04. Friends
 05. Carnival
 06. Dark The Night
 07. At The End Of The Day
 08. Until The Real Thing Comes Along
 09. No End
 10. Walking The Floor Over You (1973 Version)
 11. No End (Piano Version)
【Disc 2】
 01. Solo (BBC Session 1973)
 02. Until The Real Thing Comes Along(BBC Session 1973)
 03. Like An Old Fashioned Waltz (Witout Strings)
 04. Whispering Grass (Demo)
 05. Friends (Alternate Take Witout Strings)
 06. Dark The Night (Alternate Take Witout Strings)
 07. At The End Of The Day (Alternate Take Witout Strings)
 08. No End (Alternate Take Witout Strings)
 09. Solo (BBC Session 1973)
 10. Like An Old Fashioned Waltz (BBC Session 1973)
 11. Who Knows Where The Time Goes? (BBC Session 1973)
 12. Whispering Grass (Live Version)

 アメリカ南部を流れるゆったりとした空気を、音にしたらこんな感じになった....という雰囲気の作品。収録されている曲のうちの何曲か(01/04/07/09)は、73年の米国ツアー中にロサンゼルスのA&Mスタジオでレコーディングされ、またアメリカ滞在中に書かれた曲もあるようだが、そうしたことも影響しているかもしれない。フォーク/トラッドのシンガーというそれまでの彼女のイメージを覆すこのアルバムは、曲、アレンジ、バックの演奏、声、歌、ジャケットのアートワーク等すべてが上手く一体化している奇跡的な一枚。

 ストリングスがフィーチャーされるなどゴージャスなアレンジの曲もあるが、余裕を感じさせつつも朗々と歌い上げる彼女のヴォーカルとうまくマッチしている。リンゴ・スターもカヴァーしている03、ビリー・ホリディやエラ・フィツジェラルド、カーメン・マクレエ、ナット・キング・コールといったジャズの大物女性シンガーが取り上げた08など、スタンダードを正統派アレンジで歌い上げる歌の巧さ。このアルバムがリリースされた1974年当時(本来は73年にリリースされる予定が、第4次中東戦争に伴うオイルショックでレコードの原料である塩化ビニールが不足したことから、彼女のアルバム・リリースは後回しになったらしい)、彼女は27歳。一体どんな人生経験を重ねれば、20代半ばの若さで01や02のようなノスタルジックで味わい深い曲を書くことができるのだろう。

 印象的なold fashionedのジャケット写真は、『レコード・コレクターズ』誌で興味深いエピソード満載の特集「A Life of Photographing Legends ~ 写真家ゲレッド・マンコヴィッツが語る英国ロックの伝説」を連載していたゲレッド・マンコヴィツである。アルバム・ジャケットに採用された写真は凛とした感じだが、ブックレットには当時のプレス・キットに使用された笑顔の写真や微笑を浮かべた写真などが掲載されている。いい感じの写真ばかりだが、彼女のエピソードも『レコ・コレ』誌で述べられていたのかどうか。

 生憎と、平成最後の今日は雨模様。半袖だと少々寒い天気で、「アメリカ南部のような」とはいかないが、彼女の声は「少々寒い春の雨の休日の午後」雰囲気にも馴染むように思われる。



Solo

 「ソロ」におけるリード・ギターについて、CD5枚組ボックス『Sandy Denny : A Boxful of Treasures 』(2004)付属のブックレットではジェリー・ドナヒューとクレジットされているが、『デラックス・エディション』の邦訳解説ではリチャード・トンプソンだという記述がある。果たして真相は。




Like An Old Fashioned Waltz



How I'd love to remain with the silver refrain of an old fashioned waltz.



オールド・ファッションド・ワルツ+14(デラックス・エディション)(紙ジャケット仕様)

オールド・ファッションド・ワルツ+14(デラックス・エディション)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: CD
Like An Old Fashioned Waltz: Deluxe Edition

Like An Old Fashioned Waltz: Deluxe Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal UK
  • 発売日: 2012/05/29
  • メディア: CD


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WHEEL IN THE ROSES / REMA-REMA [4AD]

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WHEEL IN THE ROSES / REMA-REMA
 SIDE 1
  1.Feedback Song
  2.Rema-Rema
 SIDE 2
  1.Instrumental
  2.Fond Affections

 『ミュージック・マガジン』1987年6月号の4AD特集掲載のディスコグラフィを見ると、初期4ADのカタログナンバーは、AXIS時代からシングル・アルバムも含めてすべて通し番号になっている。したがって、このレマ・レマが残した唯一のレコード(80年)のBAD5という番号は、これが4AD最初期の作品の一つだということを示している。4ADがスタートした1980年に同レーベルからリリースされた19作品のうち、アルバムは2枚しかない。4AD発足当初は、シングル主体だったのである。 

 レマ・レマは、マーク・コックス(キーボード)、 マイケル・アレン(ヴォーカル&ベース)、ゲイリー・アスクィス(ヴォーカル&ギター)、 マルコ・ピローニ(ギター)、マックス(ドラムス)の5人組。重くうねるようなビートにノイジーな感覚は 麻薬のよう。オープニングの「Feedback Song」は、ジャケットのブリミティヴで呪術的な雰囲気と、うまくマッチしている。私が最初に買ったアナログシングルは、再発CDと異なり、オープニングの♪We're REMA-REMA~というヴォーカルがはいっていない。ラスト・ナンバーの「Fond Affections」は静謐なナンバーで、暗い海の底を漂っているような感覚。のちにディス・モータル・コイル の2ndアルバムに収録されたが、そのテイクにはマーク・コックスがDX7で参加している。 耽美・内省・虚無・諦観....私が初期4ADに抱いたイメージは、このレコードからだった。4ADの最高傑作は?と問われたとき、アルバム単位ならばディス・モータル・コイルの1枚目かコクトー・トゥインズの『Treasure』をあげたいところだが、シングルならばこのレマ・レマ。



 ジャケットの元になった写真を、写真家集団「マグナム・フォト」の作品集で見つけた。1949年にスーダンのコルドファンで撮影されたもので、「仲間の部族民にかつがれて勝ち誇るヌバ族のレスラー」というタイトルがつけられている。レスラーの右手に見える花は、オリジナルにはない。フォトグラファーはジョージ・ロジャー。Wikipediaによれば、第二次世界大戦中戦争カメラマンとして活躍したロジャーは、解放されたナチスの強制収容所で見た光景がトラウマとなって戦争カメラマンを辞め、アフリカをテーマにした写真を撮っていたという。『LIFE AT WAR』にロジャーが撮った写真が掲載されているが、骨と皮ばかりになった人たちの折り重なる死体の脇を、一人の少年が歩いているという写真である。



 2019年、レマ・レマの音源をまとめた2枚組CDが4ADからリリースされた。『Fond Reflections』と題されたセットは、1枚目がデモやリハーサル音源で、2枚目はオリジナルEPにボーナス・トラックを加えた編集盤。

Demos And Demolitions
 01. Feedback Song(Halligans Live Rehearsal Version)
 02. Rema-Rema(Halligans Live Rehearsal Version)
 03. Gallery/Oh Rock N Roll
 04. Lost My Way
 05. Short Stories
 06. International Scale
 07. Fond Affections(Portobello Road Version)
 08. Why Ask Why
 09. Instrumental(Halligans Live Rehearsal Version)
 10. Entry(Halligans Live Rehearsal Version)



 1枚目の05/06は、2014年にInflammable Materialというインディー・レーベルがアナログ7インチとして限定リリースした音源。

Extended Wheel In The Roses
 01. Feedback Song
 02. Rema-Rema
 03. Entry
 04. Instrumental
 05. Fond Affections
 06. No Applause
 07. Murdermuzic

2枚目の7曲のうち、オリジナルは01/02/04/05の4曲。再発CDにはいっていたオープニングの♪We're REMA-REMA~というヴォーカルはカットされ、オリジナルに戻されている。03/04は01/02と同時にレコーディングされたトラック。06/07は04/05が収録された日と同じ1979年7月にロンドンのThe Albany Empireで収録されたライヴ・テイク。

 イギリスで1981年にリリースされた『The Men With The Deadly Dreams』というコンピレーションには、79年4月26日にロンドンのAcklam Hallで行われたライヴから「Why Ask Why?」「Christopher」という2曲が収録されているらしいが、このコンピレーションには収録されていない。このコンピはWhite Stains Tapesというカセットオンリーのレーベルが200セット限定でリリースしたとのこと。
http://noiseaddiction2.blogspot.com/2015/03/rema-rema-acklam-hall-london-4-26-79.html

 音源も興味深いが、ドラマーのマックス・ドロシーによるライナーには彼女がバンドに参加した経緯やバンド名の由来、マルコとスージー&ザ・バンシーズの関係などにも触れてあってこれまた興味深い。メンバーはパーラメントやブーツィー・コリンズ、モータウンなどのブラック・ミュージックなども好きだったという。確かに「レマ・レマ」はファンクっぽい。



Fond Reflections [輸入盤 / 2CD] (4AD0069CD)

Fond Reflections [輸入盤 / 2CD] (4AD0069CD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 4AD
  • 発売日: 2019/03/01
  • メディア: CD



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1975年USツアー ロングビーチ 2days [レッド・ツェッペリン]

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 75年3月11日と12日のロングビーチ公演2days(カリフォルニア州)は、ツェッペリン75年USツアーでも有名な公演の一つ。このうち11日にはオーディエンスとSBDのソースがあり、オーディエンス・ソースの方は、かのマイク・ミラードが録ったと言われている。オーディエンスとはいうものの、素晴らしい臨場感であり、下手なSBDよりもずっといい。翌12日の音源は、前日に比べると音質は落ちる。75年ダラスや77年クリーヴランド(『デストロイヤー』)のように「2日連続公演の音源がある場合、一日目の音質はとてつもなく素晴らしいが演奏は甘くて、二日目は逆」というのがイメージとしてあって、このロングビーチもそのイメージだが、二日目の音質がそんなに酷いかというと、そうでもない。一日目に比べて....という話であり、十分楽しめる音源である。私が中学生の頃のアナログブートに比べれば、「十分聴ける」音質だ。むしろ「あの頃ブート」のようなエコーがかかってモゴモゴした音質は、私の耳にはそれなりに優しい。

 今でこそZEP75年ツアーのSB音源は珍しくないが、1990年代だとダラスくらいしかなくて(ジミーがナチス帽がぶってる紙ジャケ2枚バラ)、しかも一枚1万円くらいしていたのでとても買えるような値段ではなかった。そこでよく聴いていたのが、3月11日のロングビーチ公演である。この日の公演を収録したCDについて、『GOLD WAX』誌では「『THE AMERICAN RETURN OF LEDZEPPELIN』(FLYNG DISC)という3枚セットより、BAD GIRLS SONG盤の方が音がイイ」とあったが、BGS盤は2枚組であったため「幻惑されて」がカットされていた。その後2009年にEmpress Valleyから『LONG BEACH CALIFORNICATON』という完全SBDがリリースされ、私もコピー盤『WEST OF SUNSET』を購入してみたが、実に素晴らしい音質だった。
 11日の前半はいまひとつ。スタートの「ロックンロール」では、最初の♪ロンリロンリロンリで「タイム」までロバートは息が続かず、なんとか誤魔化しす。続く「シック・アゲイン」でも2番の出だしの歌詞が出てこない。この曲ではジミーのギターもトラブったようで、イントロの音が出ずにジーと雑音が聞こえる。「丘の向こうに」でのソロももたつきが感じられる部分がある。「死にかけて」で持ち直すが、運の悪いことに「永遠の詩」ではギターのチューニングが狂っており、ギターの音が違和感のある妙な感じになってしまった。しかし、おかげでベースラインがクリアにきこえるのも事実(全体的にこの日のSB音源はベースがよく聴き取れる)。この日は機材の調子があまりよくないようで、ハム音などがたびたびはいる。ロバートの喋りが多い感じがするのは、調整のための時間をかせぐためかもしれない。
 調子は尻上がりで、CD2枚目の「ノー・クォーター」からは好調だ。「ノー・クォ-ター」では、やや力を抜いたかのようなブルージーなジミーのソロに耳を奪われる。CD3枚目にはいって30分にわたる「幻惑されて」、ファンキーな「クランジ」完全版をインクルードした「胸一杯の愛を」などは、「これぞツェッペリン」という重厚な演奏である。

 ロング・ビーチ2日目はオーディエンス音源。音質云々よりも、所々はいるカットの方が気になる。「永遠の歌」でギターの弦が切れてしまって演奏が一時中断し、再開までの間はロバートの喋りでつないでいる。エレピのイントロがついた「ノー・クォーター」では、時に幻想的で時にジャジーなアコースティック・ピアノ・ソロが秀逸。30分間を越える「幻惑されて」では、途中にはいる「ウッドストック」における「we are stardust」のロバートの詠唱から、ペイジのバイオリン・ボウによる怪しげな雰囲気~ロバート→ボーナムとジミーの掛け合いまで、素晴らしい出来。
 この日の音源には『LONG BEACH ARENA FRAGMENT』(HOLY SH002-A)というアイテムがあり、このCDには最後の4曲(「天国への階段」「胸一杯の愛を」「ブラック・ドッグ」「ハートブレイカー」)しか収められておらず、しかも「天国への階段」は♪カット・インである。なぜこういう中途半端なアイテムがあるかというと、「天国への階段」の途中から音質が良いソースがあるからだ。一説によるとマイク・ミラードが渋滞に巻き込まれて会場のシビック・アリーナ到着が遅れたため、ラスト4曲しか録音できなかったとも言われている。
 ラスト4曲は、演奏も素晴らしい。最初の聞き所は「天国への階段」の冴えまくるギター・ソロ。ジョンジーの堅実なキーボードプレイとのマッチングも最高である。バンドの顧問弁護士への「ハッピー・バースデー」に続いて演奏される「胸一杯の愛を」では、「クランジ」パートでのファンキーさを支えるタイトなリズムセクションの力強さとグルーヴ感、さらに「ブラック・ドッグ」へとメドレー。そしてアンコールにおける10分以上の「ハートブレイカー」では、ジミーのR&Bソロから「アイム・ア・マン」に続くなど素晴らしい演奏だ。





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"Heroes" / DAVID BOWIE [デヴィッド・ボウイ]

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 01.美女と野獣(Beauty and the Beast)
 02.ライオンのジョー(Joe the Lion)
 03.ヒーローズ("Heroes")
 04.沈黙の時代の子供たち(Sons of the Silent Age)
 05.ブラックアウト(Blackout)
 06.V-2 シュナイダー(V-2 Schneider)
 07.疑惑(Sense of Doubt)
 08.モス・ガーデン(Moss Garden)
 09.ノイケルン(Neuköln)
 10.アラビアの神秘(The Secret Life of Arabia)
〔ボーナス・トラック〕
 11.アブドゥルマジード(Abdulmajid (Previously unreleased track recorded 1976–79))
 12.ライオンのジョー(リミックス・ヴァージョン)(Joe the Lion (Remixed version 1991))


 NHKのドキュメンタリー番組『新・映像の世紀5』によれば、東ベルリン市民が体制に対して反旗を翻すきっかけとなったのが1987年(ベルリン壁崩壊の2年前)に西ベルリンで行われたボウイのコンサートであり、タイトルナンバーの「ヒーローズ」だった。このときボウイは設置されたスピーカーの4分の1をベルリンの壁の向こう側の東ベルリンに向けており、壁を隔てて彼の声を聴こうと東ドイツの若者たち数千人が集結したという。若者たちは当局による解散命令に従わず、このエネルギーがベルリンの壁崩壊へとつながっていったのである。2016年1月にボウイが亡くなったとき、ドイツ外務省の公式ツイッターが #Heroes のハッシュタグをつけて「Good-bye, David Bowie. You are now among #Heroes. Thank you for helping to bring down the #wall.」とツィートしたのは、このエピソードによる。
https://twitter.com/germanydiplo/status/686498183669743616

 77年10月にリリースされたこのアルバムは、前作『ロウ』(77年1月リリース)から短いインターバルで発表された。プロデュースはトニー・ヴィスコンティで、ブライアン・イーノやカルロス・アロマーなどの参加ミュージシャンは『ロウ』とほぼ同じ。重いインストがはいる点など、アルバム全体の雰囲気も『ロウ』と似ているが、こちらのほうがバンドとしてのまとまりが感じられ、演奏もロック寄り。ロック寄りになった理由の一つは、ロバート・フリップがギターで参加していることかもしれない。当時ニューヨーク在住だったフリップは、イーノから「hairy rock 'n' roll guitar」を弾いてくれという国際電話を受け、(「俺は3年ほどギター弾いてないけど」と言いつつ)ルフトハンザ航空のファーストクラスでベルリンに赴き、時差ボケでフラフラしながら「美女と野獣」にギターを入れたという。ジョン・レノンは遺作『ダブル・ファンタジー』のレコーディング中、「ボウイの”ヒーローズ”みたいな作品を作りたい」と漏らしていたというが、ボウイ+フリップ+イーノの化学反応がもたらした結果は、(一聴すると聴きやすいが)聴き込むと底知れぬ深みを感じる傑作を生み出した。

 タイトル・ナンバー「ヒーローズ」は、"Heroes"と複数形で、コーテーションマークで囲われている。ボウイは特別な意味を持たせたかったのだろうか。この曲はまた、アルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンで大きく雰囲気が異なる。よく耳にするのはシングル・ヴァージョンだが、徐々に盛り上がるアルバム・ヴァージョンのドラマティックさも捨てがたい。

 イーノ色が強く感じられるB面も興味深い。クラフトワーク風リズムの「V-2 シュナイダー」、タイトルからしてジャーマン・ロックの影響が明らかな「ノイケルン」、日本的なアンビエント・ミュージック「モス・ガーデン」など。私の中ではこの「モス・ガーデン」と「ワルシャワ」の違いが、『ヒーローズ』と『ロウ』のイメージの違いに直結している。B面の出色は「アラビアの神秘」。気怠げなヴォーカルが退廃的な魅力を漂わせる佳曲。これぞボウイ。


ヒーローズ <2017リマスター>

ヒーローズ <2017リマスター>

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2018/02/23
  • メディア: CD




ヒーローズ──ベルリン時代のデヴィッド・ボウイ (ele-king books)

ヒーローズ──ベルリン時代のデヴィッド・ボウイ (ele-king books)

  • 作者: トビアス ルター
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン
  • 発売日: 2017/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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SHOULD THE WORLD FAIL TO FALL APART / PETER MURPHY [バウハウス]

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 01. Canvas Beauty (Romance Version)
 02. The Light Pours Out Of Me
 03. Confessions
 04. Should The World Fail To Fall Apart
 05. Never Man
 06. God Sends
 07. Blue Heart
 08. The Answer Is Clear
 09. Final Solution
 10. Jemal

人気バンドの解散後に、フロント・マンだった人物がリリースする1stソロはイヤでも注目を集める。マニアックな人気を集めたバンドならなおさら。『Should The World Fail To Fall Apart(邦題:凍てついた世界へ)』は、83年に解散したバウハウスのヴォーカリストだったピーター・マーフィーが、86年にリリースした1stソロ・アルバムである(この間、84年には元ジャパンの故ミック・カーンとのユニット、ダリズ・カーの名義で『The Waking Hour』をリリースしている)。

 「ゴス(Gothic)の帝王」ともよばれたバウハウスは、独特の空気を感じさせるバンドだった。ピーター・マーフィーとダニエル・アッシュによる暗いステージ・パフォーマンスやアヴァンギャルドな曲調など、アーティスティックな雰囲気が魅力でもあった。
 バウハウス時代と比べると、この1stソロ・アルバムは純粋に音楽のみで勝負できる作品だ。ファンタジックとも言えるバックのサウンドとしっかりしたメロディーは、ピーターのヴォーカルによく合っている。ピーターによくマッチしたサウンドづくりに貢献しているのは、アイヴォ(プロデューサー)、ジョン・フライヤー(エンジニア)の4AD黄金時代を支えた二人。さらにレコーディングもブラックウィング・スタジオである。『ブルガリアン・ヴォイス』でもわかるように、アイヴォとピーターは相通じる感性を持っているように思われるが、4AD組によるサウンド・プロダクションは、ピーターのよさを引き出すことに成功している。 

 白眉はオープニングの「Canvas Beauty」とタイトル・ナンバーの「Should The World Fail To Fall Apart」。メロディーよし、声よし、演奏よし、そして雰囲気よし。「The Light Pours Out Of Me」はマガジン(『リアル・ライフ』に収録)、先行シングルともなった「Final Solution」はペル・ウブのそれぞれカヴァーだが、よい仕上がりになっているのは「ピーターの声質にあった曲」を選んだからだろう。「Final Solution」はオリジナルよりもハード・エッジでソリッドな感じがピーターらしい。




Canvas Beauty



Should The World Fail To Fall Apart



Final Solution



ペル・ウブの「Final Solution」


 別の意味で注目なのは、元バウハウスのダニエル・アッシュがノイジーなギターを聴かせる「The Answer Is Clear」。この曲は、ダニエル・アッシュが同じく元バウハウスのケヴィン・ハスキンスとともに結成したバンド、トーンズ・オン・テイルのアルバム『POP』に収録されていた「Movement of Fear」へのアンサー・ソングである。自分のことを批判するかのような曲に対する返歌に、元曲をつくった本人を参加させるというのも何とも不思議だが、このことに関しては雑誌『フールズ・メイト』No.62に掲載されているピーターのインタビューで語られている。

2011年にはチェリー・レッドから2枚組のデラックス・エディションがリリースされた。神リリースである。
 2-01. Canvas Beauty (Fast Version)◎※
 2-02. The Light Pours Out Of Me (Original Version)
 2-03. Confessions (Remix)★
 2-04. Should The World Fail To Fall Apart (Version 3)
 2-05. Stay
 2-06. Tale Of The Tongue (12" Version)○
 2-07. Blue Heart (12" Version)※
 2-08. The Answer Is Clear (Version)☆◎
 2-09. Final Solution (Club Mix)☆◎
 2-10. Jemal (Version 2) ★
 2-11. Should The World Fail To Fall Apart (Version)★○
 2-12. Final Solution (Full Version)☆
 2-13. Final Solution (Third And Final Mix)◎

 ☆:「Final Solution」の12インチ(BEG143T)に収録
 ※:「Blue Heart」の12インチ(BEG162T)に収録
   「Canvas Beauty (Fast Version)」は「Up Version」という表記。
    Alison Limerickがバック・ヴォーカル
 ○:「Tale Of The Tongue」(BEG174T)に収録
 ★:「Should The World Fail To Fall Apart」の12インチ(BEG179T)に収録
 ◎:「THE FINAL SOLUTION EP」(VERTIGO SOVE2359)に収録



企画モノ『5ALBUMS』には、以下の5曲がボーナス・トラックとして収められている。
 11. Canvas Beauty (Up Version)
 12. Should The World Fail To Fall Apart (Version)
 13. Stay
 14. Final Solution (Club Mix)
 15. Tale Of The Tongue (12" Version)

 2枚組の「Canvas Beauty (Fast Version)」(5分54秒)と『5ALBUMS』の「Canvas Beauty (Up Version)」(5分11秒)は同じヴァージョン。長さが違うのは、『5ALBUMS』版の収録時間が77分を越えているためエディットされたのが理由ではないだろうか。音は『5ALBUMS』版の方が良く、リマスターされているように感じる。



5 ALBUMS

5 ALBUMS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BEGGA
  • 発売日: 2018/06/22
  • メディア: CD
Should The World Fail To Fall Apart

Should The World Fail To Fall Apart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: CD


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BAUHAUSのバイオ本『Undead』 [バウハウス]

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『undead』は2018年3月に発売されたバウハウスのバイオ本。発売元はロサンゼルスの音楽レーベル、クレオパトラ[http://cleorecs.com/]で、著者は元メンバーでドラマーだったケビン・ハスキンス。したがって、かなりレアな写真やネタが満載である。2003年に発売されたデヴィッドJによるアート本、『For Bauhaus Lovers』(ピエ・ブックス)よりもはるかに楽しめる。

公式ページ[https://cleorecs.com/store/shop/bauhaus-undead-the-visual-history-and-legacy-of-bauhaus-book/]


 値段は$69.98だが、直接オーダーすると1万円以上の出費は覚悟しなければならない。ということで、私はアマゾンJPで購入した。プレオーダーでは、ケビンのサイン入り限定版($99.98)もあったが、現在は売り切れている模様。





Bauhaus Undead

Bauhaus Undead

  • 作者: Kevin Haskins
  • 出版社/メーカー: Cleopatra Records
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: ハードカバー



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アフィニティーの編集盤 [アフィニティー]

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『ライヴ・インストゥールメンタル1969』 - Live Instrumentals 1969
 最初の9曲は、イギリスで最も有名なジャズ・クラブと言ってもいいロニー・スコッツ・ジャズ・クラブでの演奏で、ヴォーカルのリンダ・ホイルが病気休養中の1969年にレコーディングされた。したがってすべてインスト。ラストはビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。残り5曲はラジオ放送用のマテリアルで、68年にレコーディングされたスタジオ音源4曲と65年にサセックス大学でレコーディングされたジャズのスタンダード「グリーン・ドルフィン・ストリート」。スタジオ音源のうち、マイルス・デイヴィスの「オール・ブルース」とロン・カーターの「81」はロニー・スコッツのライヴでも演奏されているので、聞き比べてみると面白い。ロン・カーターの他にジョー・ザヴィヌル(キャノンボール・アダレイの「マーシー、マーシー、マーシー」)などフュージョン寄りのアーティストの作品も取り上げている。アルバム全体、オルガンの音がイケてる作品。

『1971-72』
 1971年にはヴォーカルのリンダ・ホイルとキーボードのリントン・ネフが脱退し、 ヴィヴィアン・マコーリフ(ヴォーカル、98年に死去)とデイヴ・ワッツ(キーボード)が参加する。このメンバーではアルバムをリリースするには至らず解散するが、デモ・レコーディングされた音源を編集したアイテムが『1971-72』。ヴィヴィアン・マコーリフのヴォーカルは、リンダ・ボイルに比べてやや線が細い感じもするが、哀感を感じさせる声質はとてもよい。アニー・ハズラム的な雰囲気を感じる。1stアルバムにも収録されていた「見張り塔からずっと」が収録されているが、この曲のようなロック系よりもトラッド系に合う感じだ。残された音源を聴く限りでは、1stアルバムに比べてジャズ色が後退した印象を受ける。ポップス職人ジミー・ウェッブ作の「サンシャワー」(69年にテルマ・ヒューストンがリリースした彼女の1stアルバムのタイトルナンバー:プロデュースもジミー・ウェッブ)の出来がとてもよい。


Instrumentals 1969

Instrumentals 1969

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Air
  • 発売日: 2009/06/16
  • メディア: CD



1971 - 1972

1971 - 1972

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Air
  • 発売日: 2009/06/16
  • メディア: CD



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