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HATS / BLUE NILE [ブルー・ナイル]

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HATS / BLUE NILE
DISC1
 01. Over The Hillside
 02. The Downtown Lights
 03. Let's Go Out Tonight
 04. Headlights On The Parade
 05. From A Late Night Train
 06. Seven A.M.
 07. Saturday Night
DISC2
 01. Seven A.M. (Live In The Studio)
 02. Christmas
 03. Let's Go Out Tonight (Vocal 2)
 04. Saturday Night (Vocal 2, Early Mix)
 05. Headlights On The Parade (Live In Tennessee)
 06. The Wires Are Down

 ブルー・ナイルの作品はどれも例外なく傑作だが、最高傑作とされるのがこの2枚目(89年)。派手さはない、洗練されていて緻密なエレクトロニクスが心地よい傑作。夜中に一人で聴いてもよし、早朝や深夜のドライブで聴いてもよし。

 「デヴィッド・シルヴィアンとトーク・トークを足して2で割ったようなサウンド」という森田敏文氏によるこのアルバムのレビューを『クロスビート』誌で読んだのが、ブルー・ナイルにハマったきっかけ....とばかり思いこんでいたが、先日このアルバムのレビューが掲載されている89年10月号を読み直したら全く違っていて、レビューを書いていたのは瀧見憲司氏。おまけに内容もまったく違っていた。あの文章を、どこで読んだのだろう。

 ボーナス・ディスク収録の6曲は、「The Wires Are Down」(「THE DOWNTOWN LIGHTS」のシングルのカップリング)をのぞいて、ほとんど初聴き。「Seven A.M. 」はスタジオ・ライヴであり、「SATURDAY NIGHT」(LKSCX5)のCDSに収録されているアメリカでのステージ・ライヴとは異なる。ディスク2は全体で40分程度なので、「Headlights On The Parade」のボブ・クリアマウウンテン・リミックスとか、リッキー・リー・ジョーンズとのデュエット「Easter Parade」、「Halfway To Paradaise」(「THE DOWNTOWN LIGHTS」のシングルのカップリングの一曲)、 「HEADLIGHTS ON THE PARADE」のCDSに収録されていた「「Bolivia」とかも収録して、アルバム未収録曲を1枚にまとめて欲しかった。
 「Easter Parade」は、リッキー・リー・ジョーンズのプロモCDS「DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING」(タイトル曲のプロデュースはウォルター・ベッカー)に収録されており、同CDには「Recording live for "Halfway To Paradice" T.V. Scotland 1989」「Sal Bernardi Gutar」とのクレジットがある。ブルー・ナイルには「Halfway To Paradaise」という曲もあるので、この2曲がデラックス・エディションに収録されなかったのは、契約の関係だと思われる。ギターでクレジットされているサル・ベルナルディはリッキー・リー・ジョーンズの2ndアルバム『パイレーツ』(1981)、3rd『マガジン』(84)、4th『フライング・カウボーイ』(89)に参加しているミュージシャンで、彼女の恋人だったらしい。

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『HATS』関連のアイテム
  ・「THE DOWNTOWN LIGHTS」(LKSCD3) 3"CDS
    01. The Downtown Lights
    02. The Wires Are Down
    03. Halfway To Paradise
  ・「HEADLIGHTS ON THE PARADE」 (LKSCD4) 
    01. Headlights On The Parade (Bob Clearmountain Remix)
    03. Headlights On The Parade (Album Version)
    03. Easter Parade(Duet with Rickie Lee Jones)
  ・HEADLIGHTS ON THE PARADE (LKYCD4) with two 5" x 4" postcards
    in an outer box and thick paper slipcase.
  ・「SATURDAY NIGHT」 (LKSCD5) Picture CD
    01. Saturday Night (Edit)
    02. Our Lives
      Lost / Bolivia / New York
    03. Saturday Night
  ・「SATURDAY NIGHT 」(LKSCX5) in an outer box and thick paper slipcase.
  ・「THE DOWNTOWN LIGHT」 (CD 17982) promotion copy
    01. The Downtown Lights (Album Version)
    02. The Downtown Lights (Edit Version)
  ・「DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING」Rickie Lee Jones
    c/w Easter Parade(Duet with Blue Nile)
    promotion copy(PRO-CD-3956)
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WALK ACROSS THE ROOFTOPS / THE BLUE NILE [ブルー・ナイル]

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  1. A Walk Across The Rooftops
  2. Tinseltown In The Rain
  3. From Rags To Riches
  4. Stay
  5. Easter Parade
  6. Heatwave
  7. Automobile Noise

 このアーティストと時代を共有できて幸せだった、と思うバンドの一つがこのブルー・ナイル。バンドの中心人物であるポール・ブキャナンの美意識に裏打ちされた高い音楽性は、まさにアートと呼ぶにふさわしい。エレクトロニクスを駆使したサウンド作りながらエモーショナル、かつまたクールな冷徹さも感じさせる独特の空気感は、唯一無比。まさに「孤高」と呼ぶにふさわしい。ただ極めて寡作なバンドであり、81年の結成から現在まで、30年間に発表したアルバムは僅か4枚である。

 ブルー・ナイルは81年に、ポール・ブキャナン、ロバート・ベル、ポール・ジョゼフ・ムーアの3人によって結成された。3人ともスコットランドのグラスゴー大学出身。81年にシングル「I Love This Life」でRSOのからデビューするも、RSOがポリグラムに吸収されたことにともない、彼らのRSOでの活動はこのシングルだけで終わってしまう。
 その後も活動を続けていた3人は、地元グラスゴーの音響メーカーLinn Electronics(現在のLinn Products)から、同社が開発した機器のモニター用音楽を依頼された。これを仲介したのが、以前から彼らに注目していた同社のエンジニアであるカラム・マルコムである。カラム・マルコムは、オレンジ・ジュースやシンプル・マインズといったスコティッシュ・バンドのみならず、プリファブ・スプラウト『アンドロメダ・ハイツ』やイッツ・イマテリアル『ソング』などの名作を手がけた、優れたエンジニア/プロデューサーだ。Linn Electronicsは、ブルー・ナイルの1stアルバムをリリースするため、Linn Records というレーベルを立ち上げた。カラム・マルコムのサポートを得て完成したのがこのアルバムであり、ヴァージンの配給でリリースされた。

 Linn Records のオフィシャル・サイト:カラム・マルコムの紹介ページ。
   http://www.linnrecords.com/linn-calum-malcolm.aspx
 
 一般的には、次作『ハッツ』が彼らの最高傑作とされてるけど、この1stアルバムも秀作。エレクトロニクスによるオーケストレーションにもとづくサウンド構成は、機械的冷たさではなく哲学的でセンシティヴなクールさを感じさせ、アレンジも実に繊細。しかしインストゥルメンタルと空気感だけでなく、ナイーヴでちょっと物憂げなポール・ブキャナンのヴォーカルも魅力的。音と音の隙間がリスナーに「考える」余裕を与えてくれ、音と一体になり包み込まれるような不思議な感覚を覚える。
 ベスト・トラックは2曲目「Tinseltown In The Rain」。ジャケットのモノクロ写真(グラスゴーの古い教会~2001年に火事で焼失してしまったらしい)のように、雨がそぼ降る人気のない夜の街を一人で歩く感じ。このままずっと身をゆだねていたい。





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