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LIEGE & LIEF / FAIRPORT CONVENTION [フェアポート・コンヴェンション]

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  1. カム・オール・イエ
  2. レイナーディン
  3. マティ・グローヴズ
  4. フェアウェル・フェアウェル
  5. 逃亡者
  6. メドレー:朝のひばり/アイルランドの放蕩者/狐狩人のジグ/トス・ザ・フェザー
  7. タム・リン
  8. 狂ったマイケル


 フェアポートの最高傑作との誉れ高いこの4作目(69年)は、第3期にあたるメンバーでレコーディングされている。この第3期がフェアポートの「ベスト・メンバー」というのは衆目の一致するところだろうが、本作から正式メンバーとなったデイヴ・スウォーブリックの果たした役割は極めて大きい。全8曲のうち、前作では1曲だけだったトラッドが5曲となり、残りはメンバーのオリジナルだが、そのオリジナル曲にしてもトラッド雰囲気が強く感じられる。それらの曲でのスウォブのフィドルは、時に哀愁を帯び、また時には大地を穿つかのように力強く、まさに変幻自在。
白眉はトラッドの一つ「マディ・グローヴス」。哀感漂うサンディのヴォーカルにからむエレクトリック・ベースとエレクトリック・ギター、さらに後半部でのメンバー一丸となった怒濤のバトルは圧巻。トラッドの「メドレー」とともに、「伝統的なトラッドをエレクトリック楽器で演奏する」というスタイルの、一つの完成形態がここにある。この作品がなければ、ウォーターボーイズの『フィッシャーマンズ・ブルース』は生まれなかったに違いない。

「デラックス・エディション」のディスク2の内容は以下の通り。
  1. サー・パトリック・スペンス (サンディ・デニー・ヴォーカル・ヴァージョン)
  2. クワイエット・ジョイズ・オブ・ブラザーフッド (テイク4)
  3. イージー・ライダーのバラード
  4. タム・リン (BBCセッション)
  5. メドレー (BBCセッション)
  6. サー・パトリック・スペンス (BBCセッション)
  7. レイナーディン (BBCセッション)
  8. クワイエット・ジョイズ・オブ・ブラザーフッド (テイク1)
  9. レディ・イズ・ア・トランプ (BBCセッション)
  10. イン・アザー・ワーズ (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)

BBCでのライヴもいいが、聞き物は、サンディ・デニーのソロ・アルバム『サンディ』にも収められていた「Quiet Joys of Brotherhood」の未発表テイク。素晴らしすぎる。ラストは、ジャズのスタンダード。主旋律はピアノのインストで、残念ながらヴォーカルはなし。雰囲気からして、即興で演奏されたものだと思われる。
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UNHALFBRICKING / FAIRPORT CONVENTION [フェアポート・コンヴェンション]

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  1.ジェネシス・ホール
  2.二人のわかれ
  3.オートプシー
  4.船乗りの生涯
  5.ケイジャン・ウーマン
  6.時の流れを誰が知る
  7.パーシーズ・ソング
  8.ミリオン・ダラー・バッシュ

 英国エレクトリック・フォークの雄、フェアポート・コンヴェンションの3rdアルバム(69年)。ベスト盤『ヒストリー・オブ・フェアポート・コンヴェンション』のジャケット (CDではインナー部分)はファミリー・ツリーとなっているが、このツリーでは7期(1972年まで)に分けられているフェアポートの歴史の中で第2期に相当するメンバーでレコーディングされたのが本作だ。全8曲のうちボブ・ディランの曲が3曲も取り上げられているのが目を引く (「パーシーズ・ソング」では脱退したイアン・マシューズがヴォーカルで参加)。リラックスした開放感には、なんとなく違和感を感じる部分がなきにしもあらずだが、次作から正式メンバーとなるデイヴ・スウォーブリックや、第5期のメンバーで後にサンディ・デニーの夫となる故トレヴァー・ルーカスがゲスト参加している「二人のわかれ」は、それまでのフォーク・ロックのイメージを打ち破る演奏であり、それなりに興味深い。とはいえ聞き物はサンディ作の「時の流れを誰が知る」と、トラッドをアレンジした「船乗りの生涯」だろう。特に後者においてデイヴのフィドルが果たした役割は大きく、6分過ぎからのリチャード・トンプソンのギターとのせめぎあいは特筆に値する。まさに「エレクトリック・トラッド」。現行盤にはボブ・ディランの「ディア・ランドロード」「イージー・ライダーのバラード」の2曲が追加されている。
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