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COMPLETE MUSIC / NEW ORDER [ニュー・オーダー]

 2016年は私が好きなアーティストが次々とこの世を去っていった。年明け早々のボウイの訃報に始まり、プリンス、キース・エマーソン、グレッグ・レイク....そして年末にはジョージ・マイケル。.彼らの死を耳にして泣き喚くほどの気力はすでになくなってしまっているのだが、自分自身もそう若くないということはイヤでも実感させられる。


『Complete Music』(日本盤 TRCI-60)
01. Restless - Extended Version -
02. Singularity - Extended Version -
03. Plastic - Extended Version -
04. Tutti Frutti - Extended Version -
05. People On The High Line - Extended Version -
06. Stray Dog - Extended Version -
07. Academic - Extended Version -
08. Nothing But A Fool - Extended Version 2 -
09. Unlearn This Hatred - Extended Version -
10. The Game - Extended Version -
11. Superheated - Extended Version 2 -

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今年リリースされた作品として買ったCDは、レッド・ツェッペリンやイッツ・イマテリアルなど、過去作品の新装リイシュー盤が多いが、「ニュー・リリース作品」でかなり愛聴したのが、ニュー・オーダーの『コンプリート・ミュージック』である。
 『コンプリート・ミュージック』は、2015年にリリースされたスタジオ・アルバム『ミュージック・コンプリート』のリミックス集だが、このリミックス集の方が「泣きの叙情的メロディ+エレポップ味付け+ダンサブル」というニュー・オーダー節全開という仕上がりであり、昔(80年代)からのファンには感涙の仕上がりである。ニュー・オーダーには、かつての「トゥルー・フェイス(シェップ・ペディボーン・ミックス)」「ビザール・ラヴ・トライアングル(同)」「セレモニー」「夢盗人」みたいに、「オリジナル越えのリミックス」という例が珍しくない。初期のニュー・オーダーのシングルには、「アルバム・ヴァージョン」・「7インチ・ヴァージョン「12インチ・ヴァージョン」のどれががオリジナルかよくわからないテイクも多かったので、『サブスタンス』はかなり愛聴したものである。もっとも、当時はネットが使える現在とは違って、シングル音源を耳にするチャンスなどFMラジオくらいしかなかった、ということなんだけど。

 音楽を聴いて心躍らすという経験がめっきり減ってきた私だが、このリミックス集を聴いてかつてのニュー・オーダーを熱心に聞いていた頃を思い出し、、『ミュージック・コンプリート』関係のCDシングルをごっそり買い込んでしまった。

『Music Complete』(日本盤TRAFFIC TRCP-200)
01. Restless
02. Singularity
03. Plastic
04. Tutti Frutti
05. People On The High Line
06. Stray Dog
07. Academic
08. Nothing But A Fool
09. Unlearn This Hatred
10.The Game
11. Superheated
12. Restless (Extended Bonus Mix)


 オリジナルの『ミュージック・コンプリート』は、2015年にリリースされた彼らの11枚目(『サブスタンス』と『ロスト・サイレンス』を含む)のアルバムである。前作『ロスト・サイレンス』(2013)は、そのタイトル通り『ウェイテング・フォー・ザ・サイレンス・コール』(2005)のアウトテイク的な作品であったため、2007年に脱退したベーシストのピーター・フックが参加している。したがって、『ミュージック・コンプリート』は、ピーター・フック抜きでレコーディングされた最初の作品ことになる。一方で、『ウェイティング』には参加していなかったオリジナル・メンバーのジリアン・ギルバートが復帰している。
 『ウェイテング』の軽い空気感と、それに続いたフッキーの脱退で、僕の中では「ニュー・オーダー=終わったバンド」という位置づけだった。当初『ミュージック・コンプリート』も正直、フッキー抜きのニュー・オーダーなんてなぁ....という懐疑的な気持ちが強かったが、聴いてみたところ意外なことにかなり良い作品だった。とは言うものの、「予想外に良かった」的な出来であり『Complete Music』の日本盤ライナーにあるような「93年の『リパブリック』以来の傑作」などとは到底思えない。しかしながら『Complete Music』に収録されているリミックスは、どれも素晴らしい。『ミュージック・コンプリート』の「Restless」は、アルバムのオープニング・ナンバーとしては明らかにインパクトに欠ける出来であったが、『Complete Music』の「Restless」は、ギターが被さるイントロから引き込まれる出来だ。以下、シングル・カットされた曲はすべて『Complete Music』に収録されているヴァージョンの方がずっとよい。


「Restless」(MUTE CDMUTE541)
 1. Restless (Single Version)
 2. Restless (Extended 12"" Mix)
 3. Restless (Agoria Remix)
 4. Restless (xxxy Build Up Mix)
 5. Restless (RAC Mix)
 6. Restless (Andrew Weatherall Remix)

「Tutti Frutt」(MUTE CDMUTE542)
 1. Tutti Frutti - Single Version
 2. Tutti Frutti - 12" Extended Mix 2
 3. Tutti Frutti - Hot Chip Remix
 4. Tutti Frutti - Tom Trago's Crazy Days Remix
 5. Tutti Frutti - Richy Ahmed Remix
 6. Tutti Frutti - Hallo Halo Remix

「Singularity」(MUTE CDMUTE545)
 1. Singularity - Single Edit
 2. Singularity - Extended Mix
 3. Singularity - Erol Alkan's Stripped Mix
 4. Singularity - Mark Reeder's Duality Remix
 5. Singularity - JS Zeiter Remix
 6. Tutti Frutti - Tom Rowlands Remix

「People on the High Line」(MUTE CDMUTE553)
 1. People On The High Line (Richard X Radio Edit)
 2. People On The High Line (Claptone Remix)
 3. People On The High Line (LNTG Can't Get Any Higher Remix)
 4. People On The High Line (Planet Funk Remix)
 5. People On The High Line (Extended Mix)
 6. People On The High Line (Hybrid Remix)
 7. People On The High Line (Hybrid Armchair Remix)


Complete Music [帯解説・歌詞対訳 / オリジナル・アルバムDLカード付 / 2CD / 国内仕様輸入盤CD] (TRCI-60)

Complete Music [帯解説・歌詞対訳 / オリジナル・アルバムDLカード付 / 2CD / 国内仕様輸入盤CD] (TRCI-60)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: TRAFFIC / MUTE
  • 発売日: 2016/05/13
  • メディア: CD



Music Complete[ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCP200)

Music Complete[ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCP200)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: TRAFFIC / MUTE
  • 発売日: 2015/09/23
  • メディア: CD




ミュージック・コンプリート:風呂敷ボックス・セット [3枚組CD+カセットテープ+風呂敷 / 限定BOX] (TRCPBOX200)

ミュージック・コンプリート:風呂敷ボックス・セット [3枚組CD+カセットテープ+風呂敷 / 限定BOX] (TRCPBOX200)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: TRAFFIC / MUTE
  • 発売日: 2016/06/18
  • メディア: CD



Music Complete [Tシャツ付限定盤 / Lサイズ / ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCPTL-200)

Music Complete [Tシャツ付限定盤 / Lサイズ / ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCPTL-200)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: TRAFFIC / MUTE
  • 発売日: 2015/09/23
  • メディア: CD



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ERA / IN CAMERA [4AD]

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ERA / IN CAMERA (DAD 3508 CD)
【CD1】
 01. Die Laughing
 02. Final Achievement
 03. Fragments Of Fear
 04. The Attic
 05. The Conversation
 06. Legion
 07. The Fatal Day
 08. Co-Ordinates
 09. Apocalypse

【CD2】
 01. Scars
 02.Apocalypse
 03. Colour In The Home
 04. The Conversation
 05. Deflowered
 06. On The Retina
 07. Legion
 08. Fragments Of Fear
 09. The Attic
 10. Co-Ordinates
 11. The Fatal Day

 1978年にロンドンで結成されたイン・カメラは、1980年に両A面の7インチ・シングル「Final Achievement / Die Laughing」(AD8)で4ADからデビューした。メンバーはデヴィッド・スタイナー(Vo/Key)、アンドリュー・グレイ(G)、ピート・ムーア(B)、ジェフ・ウィルモット(Dr)の4人。デビュー・シングルの「Die Laughing」は、大鷹俊一氏が監修したコンピレーション『暗闇の舞踏会』にも収録されており、このことからもわかるように、イン・カメラは、レマ・レマやマスなどと同様に初期4ADの雰囲気~80年代初期のポスト・パンク色が強いバンドである。エッジの効いた鋭いギターと、地を這うような重々しいベース、そしていささか神経症的なヴォーカルは、ジョイ・ディヴィジョン直系のスタイル。彼らはバウハウスのオープニング・アクトをつとめて注目されるようになり、80年にはジョン・ピール・セッションにも出演したものの(CD1の7~9の3曲は、このときの音源)、翌81年に解散した。結局彼らが活動中に残した作品は、前述の両A面7インチに加えて、80年にリリースした「IV Songs」 (BAD19)、解散後の82年にリリースされたジョン・ピール音源の「Fin」 (BAD205)という2枚の12インチをあわせた計3枚のシングルである。
 この『Era』は、イン・カメラの音源を集めた2枚組コンピレーションで、2015年にリリースされた当初、マニアの間では結構話題となった2枚組である。CD1はオフィシャルにリリースされたすべてのシングル音源を集めたもので、01・02がデビューシングル、03~06が「IV Songs」、残りの3曲が「Fin」に収録されていた曲。そしてCD2は、デモ・ヴァージョン(01・02)やライヴ・テイク(03~06)、リハーサル(07~11)などのレア音源集であり、この2枚組セットで、伝説のバンドと言ってもいい彼らの全貌を知ることができる。CD2に収録されている曲を聴いていると、重苦しく閉塞感漂う当時のロンドンの空気感が伝わってくるようだ。
 1992年に『13 (Lucky For Some)』というタイトルのコンピレーションもリリースされているが、『13』には、『Era』のCD1全曲のほか、「Pins And Wax」「On The Retina」「Colour In The Home 」「Deflowered 」の4曲が「1991Remix」として収録されている。私は『13』を持ってないので確認できないが、「Pins And Wax」は『Era』未収録、その他3曲も『Era』収録の音源(ライヴ・テイク)とは異なる音源ではないかと想像している。
イン・カメラ解散後、アンドリュー・グレイは元レマ・レマ~マスのマイケル・アレン、マーク・コックスとともにウルフギャング・プレスを結成した。




Era

Era

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2015/06/16
  • メディア: CD




13 Lucky for Some

13 Lucky for Some

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pid
  • 発売日: 1992/11/19
  • メディア: CD



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