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CROCODILES / ECHO & THE BUNNYMEN [エコー&ザ・バニーメン]

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『クロコダイルズ』エコー&ザ・バニーメン
 01. Going Up
 02. Stars Are Stars
 03. Pride
 04. Monkeys
 05. Crocodiles
 06. Rescue
 07. Villier's Terrace
 08. Pictures On My Wall
 09. All That Jazz
 10. Happy Death Men
 

 イアン・マッカロクが今年12月、ソロ公演来日するそうだ。今回はアコースティックのセットで、エコー&ザ・バニーメン時代の曲からソロまでやるとのこと(http://amass.jp/75837/)。
 エコバニの1stがリリースされたのは1980年。リリースされて30年以上経つ。もう少しで40年である。このときマックは弱冠21歳。エコーがかかったヴォーカルは、豊かな情感を感じさせ、今聴くと本当にみずみずしい。リヴァプール出身だけに、マージー・ビート的な陰りも感じられる。冬の寒空を思わせる冷たくて憂鬱な雰囲気。そうした伝統と、ソリッドでタイトないかにも「ニュー・ウェーヴ」という雰囲気を併せ持っている点が、最大の魅力。

オリジナル盤の01~10のうち03と06はイアン・ブロウディ、 残り8曲はカメレオンズことビル・ドラモンド&デヴィッド・バルフェがプロデュース (エンジニアはヒュー・ジョーンズ)と、手がけたメンバーも80年代のUKシーンをリードした面々。 デビュー曲08は、ピートのドラムで再録された。

【リマスター盤について】

 11. Do It Clean
 12. Read It In Books
 13. Simple Stuff
 14. Villier's Terrace (Early Version)
 15. Pride (Early Version)
 16. Simple Stuff (Early Version)
 17. Crocodiles (Live)
 18. Zimbo (Live)
 19. All That Jazz (Live)
 20. Over The Wall (Live)

 オリジナルは01~10までで、残りがリマスター盤に収録されているボーナス・トラックである。 ただし、 11と12(もともと英盤LPの初回プレスに付随していたシングルの収録曲)は米盤LPには収録されており、また以前CD化された際も収録されていた。 12はドラムをピートにしたヴァージョンである。 13はシングル「レスキュー」のB面、 また17~20のライヴ4曲は4曲入りライヴ盤『Shine So Hard』に収録されていたテイクで、 81年1月17日のガーデンズ・パヴィリオン(ブリクストン)でのライヴ。 14~16の3曲は未発表ヴァージョン。 ボーナス・トラックとしては十分満足できる内容。

 かなり前だけど、久保憲司さんがタワーレコードのサイトに書いてたバニーズのコラムはたいへん面白かった[http://tower.jp/article/series/2009/12/09/100046150]。僕はニルヴァーナを真剣に聴いたことがないので、「ニルヴァーナのいちばんの元ネタと言ったらエコバニでしょう」と言われても、へぇ~くらいしか思わなかったが、「「ジョイ・ディヴィジョンとエコー&ザ・バニーメンはライヴァル同士だった」と元ジョイ・ディヴィジョン/元ニュー・オーダーのピーター・フックが言っていたからな。」というくだりにはのけぞってしまった。自分的には「JDのライバルといったらバウハウスじゃないの?」と思ってしまうわけだが、当時のUKニューウェーヴシーンではそうだったのかもしれない。まぁ、その頃の僕は、なんとなくアイドル然としたバニーズより、バウハウス聴いてる方が「なんとなくかっこいい」的なノリだったのかもしれないけど。「元ティアドロップ・エクスプローズのジュリアン・コープが「僕たちはピートに音楽を教えて、ピートが僕たちにファッションを教えてくれた」と言ってました。」という話も、たいへん興味深い。
 


クロコダイルズ(紙ジャケット&SHM-CD)

クロコダイルズ(紙ジャケット&SHM-CD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: CD



ファイヴ・オリジナル・アルバムズ(完全生産限定盤)

ファイヴ・オリジナル・アルバムズ(完全生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: CD



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AFFINITY / AFFINITY [アフィニティー]

 昨日(9月18日)ジミヘンの命日ということで(午前2時からの放送だったので、正確には命日の翌日)、NHKラジオの「ラジオ深夜便」ではジミヘン特集が組まれていたが、「見張り塔からずっと」は本当に名曲だと改めて感じた。ディランのこの曲はU2をはじめ様々なアーティストがカヴァーしているが、私が映像として印象深いのは、2007年NFLスーパーボウルのハーフタイムショーにおけるプリンスの演奏だ。「1999」のイントロを演奏しながら行進してきたマーチングバンドを従えた「ベイビー・アイム・アスター」と「プラウド・メアリー」も「参りました」レベルの演奏(マーチングバンドとロックという組み合わせに驚いた....もっとも熊本北高校の文化祭では吹奏楽部が「ディープ・パープル・メドレー」を演奏していたが)だったが、ジミヘンを意識した白いストラトキャスターをクルーから受け取りギターを弾きながら歌う「見張塔からずっと」は、プリンスの表情とも相まって素晴らしいパフォーマンスであった。いつもながら女性ダンサーはカッコいいし、さらに雨の中.......と、プリンスの話になると止まらなくなってしまうが、「見張り塔からずっと」のカヴァーの話だった。

Prince - Live 2007 | Super Bowl XLI Halftime Show



 ジミヘン~プリンスのカヴァーとタイプは異なるが、アフィニティーのアルバム『アフィニティー』に収録されている「見張り塔からずっと」も素晴らしいカヴァーである。長尺11分。オルガンの演奏が実によくて、「ロックするオルガン」という感じ。リンダ・ボイルの力強いヴォーカルによくマッチしている。

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 ヴァーティゴから1970年にリリースされた『アフィニティー』は、彼らの唯一のアルバムである。かつてはいわゆる「ブリティッシュ・ロックの隠れた名盤」の一つだったが、ネット上にはかなりの数の記事があり、もはや「隠れた」とは言えないようだ。紅一点リンダ・ボイルのヴォーカルは、サンディ・デニーやアニー・ハズラム等どちらかというとトラッドやフォーク寄りが多い英国ロックの女性ヴォーカリストたちに比べれば、ジャージーかつブルージーな印象が強いが、変幻自在で表情豊か。力強いバックの演奏とも相まって、カラフルなんだけど英国ロック特有の陰影に富んだ作品に仕上がっている。 
 『アフィニティー』
  1. I Am and So Are Are You
 2. Night Flight
 3. I Wonder If I'll Care as Much
 4. Mr. Joy
 5. Three Sisters
 6. Coconut Grove
 7. All Along the Watchtower

 このアルバムを語るとき、あまりにも印象深いジャケットに触れないわけにはいかない。キーフによる「番傘をさして水辺にたたずむ女性」は、アートとしてのレコードジャケットの代表格と言っていい。私の手元にあるCDからマーカス・キーフの作品を探してみると、ボウイ(『世界を売った男(女装ヴァージョン)』)、ブラック・サバス(『黒い安息日』『パラノイド』)、コロシアム(『バレンタイン・スイート』『ライヴ!』)、そしてサンディ・デニー(『ノース・スター・グラスマン・アンド・ザ・レイヴンズ』)など枚挙に暇がないが、なかでもこのアフィニティーのジャケットは最高傑作と言えるだろう。先日、テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で、川瀬巴水の版画「芝増上寺」の鑑定の際、鑑定した渡邊章一郎氏は、「雪がふっていて、赤い建物があって、そこを傘をさして顔が見えない女性が歩いている構図は、成功の方程式であり、このパターンの作品は必ずヒットする」と言っていたが、そのとき私の頭に浮かんだのはアフィニティーのジャケット写真だった。

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 「ジャケットにひかれて聴いたら、音の方もとんでもなくすばらしかった」にもかかわらず「アルバム一枚で消えてしまった」というところが、またマニア受けするところなのかもしれない。その後も発掘音源が次々とリリースされている。現行盤は2枚組だが、ディスク2は2002年にリリースされた未発表トラック集『IF YOU LIVE』とまったく同じ内容だ。なかでもローラ・ニーロの「イーライズ・カミン」のカヴァーは素晴らしい。

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『IF YOU LIVE』(『アフィニティー-deluxe edition-』のディスク2)
 1. Eli's Coming
 2. United States of Mind
 3. Yes Man
 4. If You Live
 5. I Am the Walrus
 6. You Met Your Match
 7. Long Voyage
 8. Little Lonely Man




アフィニティー-deluxe edition-(紙ジャケット仕様)

アフィニティー-deluxe edition-(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: AIRMAIL RECORDINGS
  • 発売日: 2011/12/29
  • メディア: CD



アフィニティー-完全盤-

アフィニティー-完全盤-

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2006/12/13
  • メディア: CD



Affinity -deluxe edition

Affinity -deluxe edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エアー・メイル・アーカイヴ
  • 発売日: 2011/12/29
  • メディア: CD



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THE COMPLETE BBC SESSIONS / LED ZEPPELIN [レッド・ツェッペリン]

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 今を去ること19年前にリリースされた、レッド・ツェッペリンの『BBC』が「コンプリート」と銘打ってリイシューされた。ヤフオクではリリース前日の9月15日から旧盤は500円以下の投げ売り状態となっている。かつて「ブート研究家としてこのライヴを日本一、いや世界一聞き込んでいる自信をもっているし、どの曲のどの部分で切られていても判別できる耳を持っている」と豪語する竹本潔史さんから「時間をやるから、再提出せよ」と言われた旧盤(『レコード・コレクターズ』1998年1月号) が、約20年の時間をかけて如何に進化したのか。まずは今回追加された曲をみてみよう。新たに追加されたのは以下の9曲で、すべてディスク3に収録されている。

『コンプリートBBCライヴ』/ レッド・ツェッペリン
ディスク3
 1 コミュニケイション・ブレイクダウン
 2 強き二人の愛
 3 幻惑されて
 4 ホワイト・サマー
 5 強き二人の愛
 6 コミュニケイション・ブレイクダウン
 7 君から離れられない
 8 ユー・シュック・ミー
 9 サンシャイン・ウーマン

 前掲の『レコード・コレクターズ』1998年1月号35ページにはツェッペリンがBBCセッションで演奏した曲の全曲リストが掲載されており、便利なことに旧盤に未収録だったテイクは太字となっている。確認したところ、たしかに今回のリリースで「コンプリート・BBCセッションズ」となったのは確かなようだ。

 期待をこめてディスク2から聴いてみたが、嗚呼、残念!やはり「移民の詩」のイントロはそのままだった。そのほか 「胸一杯の愛を」で見られる編集も旧盤通り。2曲収録されている「強き二人の愛」のうち、『イン・コンサート』(5曲目)の方は、ブートではやり直す様子も聴けるが、やはりその部分はカットされている。どうせなら、放送日順に並べてくれて喋りもカットしないでいてくれてたらありがたかったのだが。

 「コンプリート」と銘打つからには、ZEPのBBC関連ブートをすべて市場から一掃するようなアイテムを期待していた。しかし残念ながらそこまでは至っておらず、逆にブート業者に格好の宣伝材料を与えてしまったような気がしないでもない....と欲を言えばきりがないのだが、よかったかと尋ねられれば「最高!」である。なんと言っても伝説のバンドの全盛期の演奏だ。「カシミール」が好きな私は75年アールズ・コート公演などが好みだが、71年4月にパリス・シネマで収録されたステージ(ディスク2)は、まさにレジェンド。「強き二人の愛」(ディスク3の5曲目)を元の場所(ディスク2の「ザッツ・ザ・ウェイ」と「胸いっぱいの愛を」の間)に入れ込んで、ステージを自分で再現してみるのも悪くない。


コンプリートBBCライヴ【デラックス・エディション】(3CD)

コンプリートBBCライヴ【デラックス・エディション】(3CD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: CD



COMPLETE BBC SESSION

COMPLETE BBC SESSION

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RHINO
  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: CD



コンプリートBBCライヴ【スーパー・デラックス・エディション】(3CD+5LP)

コンプリートBBCライヴ【スーパー・デラックス・エディション】(3CD+5LP)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: CD



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1973年7月28日のLED ZEPPEIN [レッド・ツェッペリン]

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DISC ONE
01 : Rock And Roll
02 : Celebration Day
03 : Black Dog
04 : Over The Hills And Far Away
05 : Misty Mountain Hop
06 : Since I've Been Loving You
07 : No Quarter

DISC TWO
01 : The Song Remains The Same
02 : The Rain Song
03 : Dazed And Confused
04 : Stairway To Heaven

DISC THREE
01 : Moby Dick
02 : Heartbreaker
03 : Whole Lotta Love
04 : The Ocean


 ツェッペリン73年北米ツアーの最終公演は、NYのMSGにおける3日間連続公演。この3日間で収録された音源・映像が映画『永遠の詩』に使用されているが、この日の公演はその中日に当たる(3日間のうち、フルでSB音源が出回っているのはこの中日だけ)。当時のMSGのチケット販売告知ポスターを見ると、開演は8時。彼らは夜の11時まで演奏していたことになる。『コンサート・ファイル』には、さほどよい演奏のように書かれてはいないが、素晴らしいプレイだと思う。『ライヴ・ファイル』にもある通り、「収録を意識した冷徹さ」も感じられるが、それはそれで聴きやすいということにもつながっている。

 オフィシャル・ライヴ盤『狂熱のライヴ』に収録されているテイクのうち、「Rock And Roll」「Celebration Day」「No Quarter」「The Song Remains The Same」「 The Rain Song」「Stairway To Heaven」「Moby Dick」の7曲が、この日の公演だとされている。ただし『ブート・レッド・ゼップ』によれば、「Rock And Roll」と「Stairway To Heaven」の2曲は、27日と28日のテイクをつないだ編集であるとのこと。
オリジナル『狂熱』は、2曲目「Celebration Day」からいきなり「The Song Remains The Same」という編集だったが、2007年の『完全版』では「Black Dog」から「No Quarter」までが加わっており、セット・リスト通りとなっている(アンコール「オーシャン」の位置が異なっている)。
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